「職人のものづくりの姿勢」
1986年創業以来、私たちは金属と向き合ってまいりました。
季節の変化によって状態が変化する金属を日々観察し、
金属が本来もつ意味、コトを読み解き、その時その時に合った磨き方によって
金属らしい意匠デザインを創り上げています。
金属は、磨き上げることで素材そのものの輝きを放ち、
その磨き方によって様々な表情を創り出します。
清潔でシャープな表情、柔らかな表情、激しく乱反射する表情など、
磨き方によって様々な表情を見せる金属が、
お客様のそれぞれの生活シーンに調和するためにはどうすれば良いのか。
そんな思いを持ちながら、強度面も考慮し、
金属が光に当たったときの見え方、建造物の空間に合わせた意匠の表現方法を
日々考え、”MAKO”を創っております。
このように、”mako”を支える職人は「金属化粧師」の意識を胸に、
数値だけでは制御できない感応的な技で取り組んでいます。
「自社開発設備」
また、当社では、人の手だけでは追いつかない部分を、
創業以来半世紀にわたって職人の手を観察しつくり上げた「自社開発設備」によって補い、
人×機械で”mako”を生み出しています。
製造する際、どうしても金属の面積が大きくなるほど、
人の手だけでは仕上げることが難しい部分が出てきます。
どんな金属であっても私たちの「思い」を表現し、
”MAKO”を創り上げることができるように、
当社は職人の手の動きをもとに開発した自社設備がございます。
この自社開発設備によって、大きな面積を持つ金属の製造だけでなく、
より細かなヘアライン仕上げや、より緻密で精度の高いアート表現も可能となりました。
「職人の技術と魂が詰まった」設備であるため、職人の技術の進歩とともに、
この自社開発設備も進化し続けております。
「”MAKO”のデザインと意匠」
このように、金属化粧師としての意識を持つ「職人」と
その職人の技術、魂が詰まった「自社開発設備」によって、
金属の本来持つ魅力を引き出し、幅広い表現で”MAKO”製品を実現しております。
例えば、この「職人」×「自社開発設備」によって、
より細かなステンレスへのヘアライン仕上げや、
チタンへの様々なアート表現が可能となります。
①ステンレスへの ヘアライン研磨
当社で行っているステンレスの意匠のために行うヘアライン研磨は、
自社開発設備を用いることで、通常だとヘアラインの線が見えなくなるなど
印象が薄くなってしまう意匠の問題を解決し、
はっきりとしたヘアラインを仕上げることができます。
また、定尺材も長尺(6000mm)のものまで対応できます。
【ステンレスのヘアライン仕上げ】
②チタンへの様々なアート表現
当社は、お客様の実現したい空間イメージに合わせた製品を製造しております。
例えば、ステンレス鋼を用いて、博多献上柄という博多織を
オマージュした意匠ステンレスを仕上げたという事例がございます。
【チタン表面への焼杉オマージュ】
また、通常は平面での表現が多い金属パネルを、3D化して加工することで、
よりチタンらしさを表現した事例もございます。
【3Dアートチタン】
このように、お客様が実現したい空間に調和するような製品”MAKO”を
創り出したいという思いを持った職人である「人」と
自社開発設備である「機械」が協力し、お互いに成長し合いながら、
私たち東洋ステンレス研磨工業は”MAKO”を創り続けております。