荘厳なアートデザイニングチタンは悠久の時を超える力を秘め、
その存在は、空間に悠久の風を誘います。
チタンとは
チタンは大変高価な金属であります。
美しい建築を彩るために用いられるチタンは純チタンといって
99.9%以上の純度の高い元素Tiで出来ています。ピュアチタンです。
耐食性は圧倒的に突き抜けており、屋外環境下においては抜群の性能です。
対して、内装においては、【生体適合性】が非常に高くインプラントや人工関節など、人体の中でも安定しています。
その性能は、、触れるその手にはダメージを与えません。
悠久の時を超越し、人に優しいチタン。
荘厳な輝きはチタン特有の素材色です。
このように素晴らしいチタンですが、素材の価格がその性能に比例して高価になります。
まして、本来 ピュアチタンは非常に加工しやすい金属なのですが、
他の合金チタンと混同して、“加工が難しい!”と思われています。
ホントは簡単です → コチラ(https://www.mako-metal.com/archives/171)
それでも加工費は、汎用ステンレス鋼の加工以上には効果になります。
それ故に、「 なかなか 使えないな~ 」 と言われてしまいます。
しかし!!
壁面や床面、天井面に使用する場合、“”簡単なパネル製作施工方法があります。””
内装の業者様ならいとも簡単に仕上げる事の出来る方法です。
これから順を追って説明してまいります。
このような加工をすることで、“TOTAL コスト“が低減し、
ハイエンドな荘厳アートデザインニングチタンを空間へ提供するハードルが下がります。
手順の説明
① 壁面の割付をして、あらかじめ寸法を決める
② その寸法に沿ってデザイニングチタンを切断する
※精度がいるのでシャーリングやレーザー加工がおすすめ
もちろん、0.3mm 0.4mm チタンは金切りハサミでも切れます
所定寸法にゴールデンチタンをカット
③ ゴールデンチタン表面を保護するために表面保護テープを貼ります
※推奨は 日東電工株式会社 Nitto SPV205
白いフィルムが表面保護テープ
④ ケイカル板を準備します
表に貼るゴールデンチタンと同じ大きさにカットします
⑤ 接着材を準備します
接着剤はご愛用の物でもよいのですが、ケイカル板へ直接の場合は弾性マスチック系、
チタンとケイカル板の間にステンレス鋼を挟む場合はチタン―ステンレス鋼間は、
メタルグリップ(3M)が良いかと思います。
⑥ ケイカル板に下塗りプライマーを塗布します
ケイカル板用のシーラーでいいのですが、弊社はカチオンシーラーを用いています。
他にも、MP1000というプライマーもお勧めです。
※シーリング材は乾燥時間があります。必ず、乾燥させてください。
⑦ 接着剤を塗布し、平均的になじませます
接着剤を塗布し、ヘラで伸ばしてください。
接着剤の塊があるとその部分に歪を生ずる恐れがあるので、平均的な塗り厚になるように伸ばしてください。
⑧ ケイカル板とチタンを貼り合わせます
二人で、角を合わせて貼り合わせます。
四角のずれがないように細心の注意を払います。
⑨ 接着材を硬化させるために重しを置きます
もし、貼り合わせプレス機をお持ちなら使用してください。
ない場合は平たいもので押さえつけます(例えば、厚い鉄板や平たいブロックなど)。
平均的に荷重がかかるようにしますが、平たい床やテーブルの上で作業してください。
台に凸凹があると変形します。
※接着剤には硬化時間があります。 必ず、固まるまで使用しないでください。
⑩ 接着剤の硬化後、重しや固定治具を取り外します
⑪ 確認
フィルムを剥がして表面のうねりがないか確認してください。
端の浮きがないかも確認してください。
四角の浮きがないか確認してください。※面のうねりが出た場合は修正が難しいです。
周囲・四角の浮きの場合、接着剤を側面から流し込み、固定の手順でチャレンジしてください。
改善する事があります。
⑫ 壁面・天井・床などへの取り付け
チタンの比重は4.51です。
チタンの板厚は0.3mmや0.4mmを使用しますので非常に軽量です。
ケイカル板を施工する要領で取り付けてください。
【脱落防止、安全のため、ビス止め推奨します。】
如何でしょうか?
金属を貼り付けるのはとても難しいとお思いの方が多いと思いますが、そんなことは有りません。
硬い木の板と同じように貼る事が可能です。
また、「現場で切れない」との声もありますが、0.3mmチタン 0.4mmチタンは金切りハサミで切れます。
切断口をグラインダーで処理すれば大丈夫です。
ハイエンドで最高級の材料を加工の工夫で多くの店舗様、施設様にご使用いただきたいと思っています。
今回ご紹介の、接着剤はwebで購入できます。
表面保護テープも必要あれば弊社へご依頼ください。
もしくは、ケイカル板に貼って所定寸法で納める事も可能です!
【 ハイエンド素材を身近に! 】
悠久の風を感じてみませんか?
施工動画をYoutubeにて限定公開しています。ぜひこちらもご覧ください。
‘https://youtu.be/smZXhelRDDE’