チタンは我々の身の回りの商品・製品に使用されていますが、選ばれる理由として、
チタンの「機械的特性」「強度」にあります。
今回はその機械的特性、強度について解説していきたいと思います。
チタンの特性について
チタンの概要
チタンは原子番号22番の元素です。
原子量は47.9
密度は4.51g/㎤
融点は1675℃
高い温度条件でも使用可能です。
地球の埋蔵量はアルミ、鉄、マグネシウムに次ぐ4番目に多く存在する構造用金属です。
チタンの重さ
チタンの比重は4.51です。
比較しますと
銅の50% 鉄の60%の軽さです。
使用する面積を測定し、比重から重量計算すると軽量化の効果がわかります。
従いまして、耐震性の向上に寄与する施工負荷の軽減に役立ちます。
チタンの高耐食性
チタンの耐海水性はプラチナ(pt)に匹敵します。
他の主要金属より優れた耐食性を持っています。
チタンの高比強度
比強度は鉄の約2倍 アルミニウムの約3倍です。
商品の性能を高性能化します。
チタンのその他 優れた特性
・チタンは熱形状安定性(低熱膨張率)に優れています。
・チタンはばね性(低ヤング率)に優れています。
・チタンは深絞り性に優れています。
・チタンは形状記憶特性があります。
・チタンは生体適合性があります。
・チタンは意匠性に優れています。(研磨加工、真空蒸着、電解発色)
・チタンは特殊な処理をすることで光触媒性能を得ます。
・チタンはリサイクル性にも優れています。
※※このようにチタンは環境適応性が高い金属です。※※