ステンレスをもっと使いやすく身近なものにとのコンセプトで販売しております、耐指紋コーティング剤”MaCoat GC”ですが、耐指紋効果に加えて耐腐食性にも効果があります。
実際に屋外文字看板の再生と耐指紋コーティングを施した事例でご紹介します。
ご協力頂いたのは”アルミ(非鉄金属)の総合商社 株式会社丸久”様にご協力頂きました。
丸久様の概要————–>コチラ
まず、錆びてしまったステンレス製の看板文字の状況ですが、
このように表面に赤さびが発生しています。
場所は内陸部なので塩害はない地域です。
ステンレスの鋼種はSUS304鋼で表面仕上げはバイブレーション研磨で仕上げられています。
※バイブレーション研磨——–>コチラ
通常は錆にくい地域なのですが、隣に鉄の工場があるので飛来する鉄粉によりもらい錆が発生し錆が進行したようです。
では、最初に錆びているステンレス文字看板を再生します。
最初に錆を削って落とします。
グラインダーなどを用いて表面の錆を削り落とします。
ステンレスは表面を削ればまた美しいステンレスがよみがえってきます。
削る作業は出来るだけ滑らかに平坦に削ることをお勧めします。
いきなり、低番手のディスクなどでガリガリ削ると反ったり、凹んだりする危険性がありますのでご注意ください。
次に、削った表面を滑らかにして仕上げ研磨を行います。
今回は復旧作業なのでもう一度”バイブレーション研磨”行いました。
次に表面をきれいに洗い流してください。
研磨の粉がついた状態だと、雨による汚れや、錆の進行が速くなります。
復旧作業は完了しました。
ただここで雨が降ってまいりましたので”コーティングが出来ませんでした”
コーティングは後日となります。
最初の復旧作業が2018年4月です。
このあと 連休や梅雨時期などが重なり中々作業日が確定できませんでした。
ようやく作業したのが、2018年8月末頃 何と4か月も時間が空いてしまいました。
どうなったかというと
大きな錆はないのですが、細かいもらい錆と汚れが付着しております。
錆びは深いものもありました。
よって、もう一度削ります。
削った面はこのようになります。
再度、バイブレーション研磨で仕上げます。
そのご、水洗いで表面をきれいに洗浄します。
いよいよ MaCoat GCのコーティングです。
水洗い後にブレーキパーツクリーナーなどで表面を再洗浄し、専用の洗浄液で表面を洗浄します。
専用ウエスにMaCoat GCを”ごくわずかに染み込ませ”
刷り込むように塗り伸ばしていきます。
※ここでのポイントは”刷り込むように塗り伸ばす”です。
決して、べちゃっと塗らないでください。 ムラになります。
塗り込んだ後はドライヤーなどで表面を乾かしてください。
乾燥後はそのまま放置してください。
※雨などの日はシミになるので、晴れた日に作業してください。
完成です。
とても、美しい本来の看板に再生しました。
ステンレス本来の美しい輝きを放っています。
その後の経過を見てみますと
一か月後の経過を見てみます。
雨のシミで少し汚れていますが、錆の発生はありませんでした。
このように、MaCoat GCの施工は特殊な設備を使わなくても簡単に施すことが可能です。
復旧研磨や再生研磨のほうがスキルがいるのですが、その作業は地域の研磨職人さんにお願いするとよいと思います。
コーティングはご自身でも大丈夫です。