ステンレスについて チタンについて 加工・施工

ステンレスパネルの作り方

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代表的なステンレスパネルの作り方をご紹介します。
通常は板厚1.5mmを用いて作られることが多いのですが、特殊な形状や仕上げの場合、板厚が0.6mm 0.3mm 1.0mm等薄いステンレスをパネル化しないといけないことがあります。
また、チタンはとても材料が高価であることと、非強度が強いというメリットから薄い材料0.3mmや0.4mmが使用されます。
さて、そこでですが、薄い金属材料を用いると、強度がなく”ベコベコする”とか、すぐにへこみが出来る等のお話が出ますが、単純に背面補強を行う事で解決します。
その制作方法(標準的な構成)をご説明します。
まず、パネルの状態を示します。

 

 

 

 

このような箱型の形状です。
4辺を曲げてパネル化しています。
展示品を用いて説明します。

 

 

 

 

中央の金色のものは0.4mmのチタン材でパネル化しています。
左が0.6mmのステンレスをパネル化しています。
右は1.0mmのステンレスをパネル化しています。

その構成を下記します。
(※当社設計なので別の設計思想の会社様もおられると思います。 あくまで、代表的な例としてご覧ください。)

 

①表面の金属材料を4辺曲げています。
②その背面に補強材として1.0mmのステンレスを貼り合わせています。
(※1.0mmステンレスの4辺曲げものは貼り付けていません。)
③周囲に補強の骨を回しています。
(※今回は3.0mm x20mmのアングルを用いています。)
④中央に約500mmピッチで補強の横支えを入れています。
⑤今回は溶接ではなくて接着工法で行っています。
参考:3M japan社のメタルボンダー紹介動画→コチラ

 

 

このように構成すればステンレスパネルやチタンパネルはしっかりと自立しますので、壁面(内装、外装)に適用頂けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか? 接着工法による金属のパネル化のご紹介です。
よろしくお願いいたします。