前回はポルカプレートというすべり止めステンレス床用板材の研磨についてご紹介しました。
今回は、よく見かけるすべり止めステンレス”チェッカープレート”の研磨についてご紹介します。
運搬中は滑りにくく、降ろすときは滑ってほしい。そんな願いを解決します。
チェッカープレートとは
このような”×”の表面模様のあるステンレス鋼です。
この板サイズは 1219mm x 2438mm です。
拡大すると
このような表面模様があります。
普通に使うには何も問題がありません。
ただ、このチェッカープレートの上に物を載せて輸送して降ろすという作業に使用される場合には少し工夫が必要です。
乗せて輸送してある時にはずれないので良いのですが、降ろす際にはチェッカープレートの” X ”の角が引っかってて、抵抗が上がり下ろしにくくなるようです。
この赤でチェックしてある部分です。
そこで、選択的にその部部分だけを削ります。
こうすることで、少し力を使わずに済むようです。
チェッカープレートの頭部分だけ機械設備で削りました。
この用途は、すべり止めの機能を持ったステンレスに、降ろしやすさという機能を加えたものです。
さらに、光沢を上昇させたりすると、美しい意匠用途にも使えるかもしれません。
ご検討ください。