エンボス加工されたステンレスは主に、シューター用途や滑り止め、傷つき防止用途など、
さまざまな機能を求められる部分に使用されています。
主に、機能的な面が強調されていますが、このエンボスステンレス鋼を意匠的に使用することで
これまでにない新しい意匠を提案することが可能となります。
エンボス加工とは?
エンボス加工とは、金属に立体的な柄や模様を作り出す技術です。
この加工方法は、型押しや柄を浮き上がらせることを意味し、専用の機械を使って凸凹の模様を彫った押し型のロールや平板を加熱し、
圧力をかけながら生地に浮き出し模様を作ります。
金属加工においては、金属に隆起または凹んだデザインやレリーフを作成し、自動車、建設、美術品、工芸品など幅広い業界で利用されています。
エンボス加工の加工方法について
エンボス加工のプロセスは主に4つのステップに分かれます。
Step1:デザインの作成
CADソフトウェアなどを用いてデジタルでデザインを作成します。
Step2:金型の作成
デザインが完成したら、それを板金にエンボス加工するための金型を製作します。
Step3:シートメタルのエンボス加工
適切な金属シートを選択し、清掃してからエンボスプレスに配置し、圧力をかけて金型の形状に成形します。
Step4:仕上げ
外観検査、精密測定、洗浄と研磨、梱包と配送を行います。
エンボス加工品の用途
エンボス加工は、自動車のナンバープレートや食品を搬送するシュートなどにも用いられています。
ナンバープレートでは、文字や数字の部分に板厚分の段差を付けるエンボス加工が施されています。
エンボス加工のメリット・デメリット
エンボス加工のメリットには大量生産が可能なことや、デザインの幅を広げることができる点があります。
しかし、金型を一から作成すると初期費用がかかることがデメリットとして挙げられます。
照明にも合う美しい意匠エンボスステンレス鋼
エンボスステンレス鋼に研磨加工やコーティングを施すことで、
美しい意匠金属となり、内装や外装インテリアにお使いいただけるようになります。
ゴールド色の意匠エンボスステンレス鋼
TAKASAGO Style(タカサゴ スタイル)は、研磨により、シャインやマット、などさまざまな印象を生み出すことがきます。
また、さらに、黄金色へ発色することも可能で、空間提案の幅を大きく広げる事が可能です。
まとめ
エンボスステンレス鋼は機能的な用途に目が行きがちですが、意匠的に表現するととても美しい金属を生み出すことが可能です。
ステンレス鋼の高耐食、耐熱機能とエンボス特有の機能性と意匠性を兼ね備えた意匠エンボスステンレス鋼です。
もちろん、リサイクルも可能なサスティナブルな金属材料です。
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